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執筆者の写真Tsuda Outreach

NPO法人せいぼじゃぱん様

更新日:2021年12月27日


 

学校で美味しい給食を食べることができる

これは当たり前のことではないのです。 お腹を減らしている子どもたちが世界には数え切れないほどいます。

 



世界中の貧困を改善するため、給食支援プロジェクトを国際的に実施しているNPO法人せいぼじゃぱん。「おなかを減らしているすべての子どもに給食を!」という長期的な目標を掲げ、積極的に活動しています。今回は、理事長の山田真人さんに取材をさせていただきました。





〈山田真人さんプロフィール〉 2015年上智大学文学部英文学科、2017年同大学の神学部神学科を卒業後、日本のNPO法人せいぼ、英国法人通信会社Mobell Communications Limitedに就職。2019年より、NPO法人せいぼの理事長。





「大洪水と乳児死亡率の急増」



▶︎マラウイ南部の保育園の子どもたち



Tsuda Outreach(以下TO):まず初めにせいぼじゃぱんを立ち上げようと思った機会や理由があれば教えていただきたいです。 山田さん:せいぼじゃぱんは2015年にマラウイの南部のブランタイアで発足しました。その当時、その場所で既に日本の支援によって、給食支援が実施されていましたが、その後を引き継ぐ形で始まりました。2015年は日本のボランティアがマラウイに沢山来ていたので、日本とマラウイの関係は良い方向に進んでいたんです。でも、その時期に大きな洪水がありました。洪水はマラウイでは定期的に起こってしまいます。ただ、長い歴史を視野に入れると被害の大きい洪水でした。それによって、乳幼児の死亡率が一気に増えました。その際、乳幼児に対する支援は少なかったため、私たちが始めました。 TO:なるほど…。具体的にはどのような活動を行なっているのですか? 山田さん:イギリスの通信会社Mobel Communicationの社長が2007年にマラウイにBeehiveという大きい職業訓練施設を作ったんです。そこに大きな広い敷地があって、その中でせいぼじゃぱんも給食支援のオフィスを持っています。そこから南部の保育園、北部の小学校に対して、給食を配っています。



「マラウイを知ることから」



▶︎マラウイのコーヒー製造の働いている男性



TO:認定NPO法人を運営するにあたって、資金面の支援で困っていることや障壁になっていることはありますか? 山田さん:マラウイでは規模を拡大していますけれども、日本の法人としてはまだ始まったばかりなので、まだたくさんの方々のご協力が必要となっているのが現状です。その理由を考えると、マラウイを発信することが難しいことが挙げられます。そして、日本でお金を寄付としてお願いをすることも難しいです。そのため、他の方法での寄付の形態も検討した結果、現地のコーヒーを輸入している企業さんとパートナーを組んでコーヒーで寄付というのを始めました。それによって、何人か寄付が増えています。少しずつですが、ご寄付を頂いているのが現状で、日本の皆様には感謝をしております。 TO:なるほど…。今後、どういう企業と連携したいとか、具体的な計画がありましたら、教えていただきたいです。 山田さん:現在は、団体が成長途上なこともあり、企業様との連帯までは、実施できていないのが現状です。可能であればのお話をさせて頂くと、例えば、「教育」や、「こども」といったキーワードで、支援活動を実施していらっしゃるNPO団体様とは、情報交換などができると考えております。私たちの拠点は、アフリカのマラウイですが、昨年度より、ある団体様を通じて、日本の放課後の子供たちの支援も実施しております。そのため、日本の現状について、よくご存じな団体様との情報交換を通じて、日本の支援の拡大も、検討できると考えております。私たちNPO法人せいぼのミッションは、「世界中で貧困で苦しんでいる子供たちを救い、その活動を通して、チャリティ文化を広めていくこと」です。 〜あとがき〜 世界中には貧困で苦しむ子どもたちが沢山います。日本の現状だけはなく、世界の現状も知ることも大切です。 まずは知ることから。そして、自分にできることは何なのか一度考えてみませんか? 〈せいぼじゃぱん代表からのメッセージ〉 私たちは、現在一日に約15,000人の子供たちに給食を届けております。現地の子供たちに給食を届けることは、その後の子供たちの教育、さらには国全体の将来を作ることにも繋がります。私たちは、この活動を続け、現地の情報を発信することで、日本においてもチャリティが根付き、社会問題にさらに関わっていける世界になっていければと考えております。

コーヒーを飲んでマラウイの子どもたちを支援しませんか?


「現地をただ助けるのではなく、他国との貿易を安定させることで、継続性のある利益を出していくこと」を目的にせいぼじゃぱんではウォームハーツコーヒーを運営し、コーヒーを販売しております。 詳しくはウォームハーツコーヒーHPとご注文はこちらをご覧ください。


 

せいぼじゃぱんHP:https://www.seibojapan.or.jp/ ウォームハーツコーヒーHP:https://warmheartscoffeeclub.com/

 

文:山村奏(津田塾大学総合政策学部3年)




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